樹木について正しい見分け方

木材

早速ですが、樹木の種類はどれだけあると思いますか?

世界全体で20万以上もの種類があり、日本では約700種類の樹木があります。

20万以上もの種類もある樹木を1つ1つ説明していると長くなってしまうので(全部は知らない…)、ここでは木の定義や性質などについて説明したいと思います。

まず木について説明しようと思いましたが、「木ってそもそも何?、どこからが木なの?」と思われそうなので、少しだけ植物学的の話をしていきたいと思います!

植物って何、何が木なの? 

この内容は小中学生の頃にやりましたね! 皆さんは覚えていますか?

生物の二大区分の1つが植物です (もう1つは動物)! 規模が大きすぎましたね(汗)

植物は生存、成長するために水を吸収し光合成をしています。

まず植物は、維管束植物(いかんそく)と非維管束植物の2つに分類されます。

これは水や養分を通す管があるかないかの違いで、ないのがコケ植物(非維管束植物)で、ほとんどの植物は維管束植物です。

さらに維管束植物は、シダ植物、胞子植物や種子植物に分類されます。

ここでようやく「木」について話せます。。。 (小中学生の頃にほんとうに学んだのかな…?)

種子植物までわかれば、あと少しです! (T_T)

樹木とは?

一般的に、「樹木=大きくて葉があるもの」といったイメージがあると思います。

しかし、ツツジは小さくても樹木で、ヒマワリのような大きくなるものでも草なのです。

では、樹木っていったい何なのでしょうか?

「樹木とは、幹が毎年太くなるものである。」

具体的に言うと「多年生の植物で年々肥大成長をし、しかも堅い幹(茎)を持つもの」のことを言います。

木についてなんとなくわかったでしょうか?

それでは、木の種類を話して行きたいと思います。

みなさんも知っていると思いますが、木の種類は2種類です。

針葉樹と広葉樹です。

針葉樹と広葉樹の違い

みなさんは針葉樹と広葉樹がなにで分かれているかご存知ですか?

ちなみに葉っぱの形で必ずしも分類されてはいません。

これはイチョウを例に上げるとわかります。

イチョウの葉は広い葉っぱですが、針葉樹です。

では、なにで分類していると思いますか?

それは、胚珠(はいしゅ)の状態によって分類されています。

「胚珠」とは「受精ののち種子となるもの」のことを言います(中学生でやった範囲ですが記憶が…)! 

胚珠がどうなれば、広葉樹か針葉樹なのか?について、説明していきたいと思います。

針葉樹(しんようじゅ)

針葉樹は裸子植物で胚珠がむき出しになっているもののことです。

「そんなこと言われても、見分けられないよ」…そんな声が聞こえてきます。

簡単な見分け方は、名前の通りほとんどの葉は尖っている針のような形をしています。

先ほども言いましたが、一部例外があります。

特徴として、針葉樹はほとんどが仮道管(細胞)で、幹の方向と平行に細長い形状をしています。

どうゆうこと??

簡単に申しますと、管が多く複雑な繊維があまりありません。

針葉樹の簡単な特徴

・非常に柔らかい材質で加工がしやすい材料

・非常に軽い材料が多い

・管(空洞)が多いため、温かみを感じる材料

広葉樹(こうようじゅ)

広葉樹は被子植物で双子葉類に分類され、胚珠が子房に包まれた状態のものをいいます。

「これも良く分からない」そうですよね。

簡単な見分け方としては、その名前の通り、葉が広がってる形のもののほとんどは広葉樹です。

しかし、葉が広がっていなくとも広葉樹に分類される樹木もあります。

広葉樹は針葉樹よりも木部細胞の機能分化が進んでいます。

具体的に言うと、広葉樹は道管の機能や木の繊維が発達しているものです。

要するに、針葉樹よりも進化した樹木なのです!

いや、ムズすぎますね…

広葉樹の簡単な特徴

・材質が硬く加工がしにくい材料

・繊維が詰まっていて重い材料が多い

・木目が非常に綺麗で、化粧板として使われることが多い

終わりに

 少し難しい話をさせていただきました。詳細な植物学の話になると非常に専門的な話になるので、ここでは省略させていただきました。ご要望がありましたら、長くなると思いますが細かく説明できればと思います。ご連絡お待ちしています。

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