マサモク工房の政(まさ)と申します。
早速ですが、家具に使われる木材の種類はいくつあると思いますか?
そして、皆さんは正しい使い方、使い分け、言い方をしていますか?
実際、私もはじめは間違った覚え方をしていました。
正しい意味合いなどを大学で学び、間違いを指摘されていなかったら、ずっと気付かずにいたと思います。
少し、前知識として木材についてお話します。
「木材」とは「樹木が加工された幹の部分を指す呼称のこと」である。
木材の種類(分類なのか、名称なのか、木質材料なのか)は、どれを指しているかたまにわからなくなります…。
今回は樹木と木質材料について、説明させていただきます。
(樹)木材の分類、特徴
樹木の分類と聞くと難しく聞こえるかもしれませんが、そんなことはありません。
小、中学生の頃に皆さんは学んでいると思います。
樹木は「広葉樹」と「針葉樹」に分類されます。
一度は聞いたことあるでしょう?!
分類に関しては、この2つからまた細かく枝別れしますが、この2つを覚えとけばもう、樹木の分類は知ったも同然でしょう!
それでは、針葉樹と広葉樹の違いは知っていますか?
ちなみに、葉っぱの形だけで分類されてはいません!
「広葉樹」と「針葉樹」について詳細内容はは難しくなってしまうので改めて別のページでご紹介させていただきます。
では、二つの特徴や使い分けを説明していきます。
針葉樹(しんようじゅ)
針葉樹は軽い材が多く、柔らかい材料で加工がしやすいです。また、断熱性がよく暖かく感じます。
主に建築素材で良く使われます。
家具などで良く使われる材料は
- 檜(ひのき)
- 松(まつ)、(パイン)
- 杉(すぎ) などなど
家具では実際のところ、あまり使われていません。
理由は広葉樹に比べて柔らかいため、傷が付きやすいからです。
ちなみに英語で「Coniferous tree」「Softwood」と言います。
そうなんです。英語でも分かるとおりソフトなウッド、柔らかい木材なんですね。
広葉樹(こうようじゅ)
広葉樹は非常に硬い材が多く、傷が付きにくい材料です。
また、針葉樹よりも木目や色が美しいため、化粧材としてよく使われます。
家具で良く使われる材料は
- 欅(ケヤキ)
- シナ
- タモ(ホワイトアッシュ)
- 楢(ナラ)、(オーク)(ウォールナット)
- ブナ
などがあります。
家具で良く使われるのは広葉樹が非常に多いです。
ちなみに英語で「Broadleaf tree」「Hardwood」と言います。
英語でも分かるとおりハードなウッド、硬い木材なんです。
木材(木質材料)の使い分け
木材の種類はこれまた、いろんな種類がいっぱいございます。
その中で木質材料について、大きく4種類に分けてお話しします。
無垢材、集成材、合板、繊維板(小片)です
聞いたことあるものや、何それ美味しいの?
みたいなものがあると思います。
〇〇材と〇〇板の2つで覚えるのもありです。
無垢材
無垢材とは無垢な材料のこと、いわゆる丸太から切り出した天然な材料のことを言います。100%木材であるものを指しています。
「天然な無垢材を使用」←よく聞く言葉ですが、無垢材は基本天然ですよって思っちゃうのです…
「痛い頭痛」のように聞こえる…
無垢材と言っても、大きさや形によって呼び方はまたそれぞれ違ってきます。
角材、板材、2✕4材、丸棒など
これらは、無垢材と言えます。
集成材
集成材は小さい角材をいくつも繋ぎ合わせたものです。
無垢材は100%木の事を指していましたが、集成材は、それらを繋ぎ合わせ接着したものです。
無垢材ですと大きさに限りがありますが、繋ぎ合わせることでより大きな木材が出来るってわけです。
また、集成材は無垢材より反りにくいものとなっています。
合板(ベニヤ)
合板をベニヤと言っている人いませんか?
ベニヤは丸太をかつらむきした材であり、一枚板(単層)であるものです。
合板とは、薄い板(かつらむきした板)を何層も貼り合わせたものを合板といいます。
おそらく皆様が欲しがってるものは、ベニヤ合板と言うのが正しい言い方となっています。
合板は規格寸法があり、3’×6’(サブロク)と4’×8’(シハチ、ヨンパリ)があります。
厚みも規格寸法があり、
2.5mm、4mm、5.5mm、9mm、12mm、15mm、18mm、21mm、24mm、30mm
合板を購入する際は大きさが決まってるものがほとんどです。
英語では、プライウッド(plywood)と言います。
合板の特徴はサイズが基本決まっていて、その中から選んで使用する。
材の種類は化粧板によって多くの種類がある。
繊維板(木質ボード)
繊維板とは細かく砕かれた木材(ウッドチップ)を接着したものをいいます。
木質ボードとも言われています。
種類は4種類「ハードボード、MDF、インシュレーションボード、パーティクルボード」があります。
詳しくは別ページにて
特徴として、重量感がある、切断面の加工は割れの原因になりやすい、そのままですと非常に水に弱いなどがあります。
おわりに
最後までありがとうございました。
求めていた情報はありましたでしょうか?
また、ためになったでしょうか?
詳しい情報をもっときめ細かく知りたい場合は、別ページにて発信して行きたいと考えておりますので、少々お待ち下さい。
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